「ソー・イン・ラヴ」~ミュージカル「キス・ミー・ケイト」より (『日曜洋画劇場』のテーマ) ("So in Love"~"Kiss Me Kate")

Cole Porter

コール・ポーター

1)LFD-107 / vintage-mood.com("Morton Gould Record Concert")

編曲:モートン・グールド
指揮:モートン・グールド/モートン・グールドのオーケストラ

2)EH-5001、APCD-7001(再発) / vintage-mood.com (「レコードのムード」シネラマ映画「世界の七不思議」編)

演奏:同上

3)SICC-20121 /(株)ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル (「イマージュ10」)

演奏:同上

もちろん本来はピアノ協奏曲なのではなく、有名なミュージカルの曲をモートン・グールドがピアノ協奏曲風に編曲したものだが、お茶の間では原曲よりむしろこの方が知られているのではないだろうか。そう、『日曜洋画劇場』のエンディング・テーマとして使われていた曲だ。

筆者は最初、ラフマニノフのマイナーピアノ協奏曲だと思っていた(後から知ったが実はそう思っていた人はかなり多かったようだ)。が、友人からこの曲の原曲がコールポーターの曲であると教えられ、もしかすると編曲も番組のオリジナルではなく音源があるのではないかと思い始めた時、「題名のない音楽会」の「中村紘子わが青春の歌」の回でこの曲が全曲演奏された(中村紘子もやはりラフマニノフの曲と思っていたとのこと)。残念ながら編曲についての説明はなかったが、ますます確信をもった筆者は中古レコード屋でついに「日曜洋画劇場」のサントラ(といっても映画音楽集)を見つけたものの、そこにすら収録されてはおらず、依然として誰の編曲か謎のままだった。

それから幾歳月が流れてネット時代になり、たまたまふと思い立ってgoogleで検索してみたところ、実は同じ思いの方が多くいてずばり話題となっており、あるホームページから目出たくCD("Morton Gould Record Concert")を手に入れることができたという次第(個人製作による復刻盤)。オリジナル音源が収録されていたLPはすでにネットで存在が知れ渡ってしまったため今では入手困難ということだが、気を良くした筆者は調子に乗ってやはり長年謎だった別の曲も調べたところ、あっさりわかった(いずれ別途紹介したいが、「アメリカ横断ウルトラクイズ」のルート紹介の曲)。何年も気にしてるのは自分だけと思っていたような曲に、意外と同好の士がいるものだと知って、驚きと共に嬉しさを感じたのだった。いや、便利な時代になったものだ。

なお、『日曜洋画劇場』のテーマはその後何度かバージョンが変わっているが、既存の音源によるものはこれだけのようだ。

※)最初にこの記事を書いた翌年、2009年には同ホームページ製作による本曲の収録された別アルバムが一般のCDショップで入手できるようになり、「CDジャーナル」の新着レビューでも紹介された(上記の2)を指すが、このCDは2013年に再発もされている)。さらに、2010年には、同曲はソニー・ミュージックジャパンインターナショナルのイージーリスニング音楽のオムニバスシリーズ「イマージュ」の10にも収録され、初のメジャー盤での発売となった(これ1曲だけモノラル録音なので注意のこと)。なお、同CDによると、このバージョンは日曜洋画劇場で2003年まで使われたもののようだ。

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